読み仮名 | きゅうだいきゅうじゅうぎんこうほんてんほんかん |
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指定種別 | 国指定・重要文化財 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 2004年 7月 6日 |
指定詳細 | |
数量 | 1棟 |
所在地 | 盛岡市中ノ橋通 |
所有者 | 盛岡市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
旧第九十銀行本店本館は、盛岡市中心部にあり、明治41年起工、同43年12月に完成した。
設計者は盛岡市出身の横浜勉である。
煉瓦造2階建、一部地下1階で、南棟の東には煉瓦造の脇塀がつく。
1階が営業室と客溜、金庫室、応接室、頭取室、2階が総会室、重役室などからなる。
外観は、ロマネスク・リヴァイヴァル様式により銀行建築としての重厚性を表しつつ、室内ではゼツェッシオンの平明かつ簡素な意匠を創り出している。
旧第九十銀行本店本館は、全体として装飾要素は抑制され、様式建築からの離脱の過程を示す作品であり、19世紀末の欧州の建築運動をいち早く反映させた遺構として、我が国近代建築史上重要である。
また、2階床組のトラス梁や2階床換気口の開閉機構など、構造技法等にも見るべきものがある。