読み仮名 もくぞういちじきんりんざぞう
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 1897年 12月 28日
指定詳細 明治30年12月28日 昭和43年2月2日名称変更 昭和53年6月15日追加指定
数量 1体
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 中尊寺
保持団体
管理団体
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概要

附 木造天蓋 1面
 像高 75.3cm。
桂材寄木造。
彩色を施し、玉眼水晶、宝冠、瓔珞、環釧をつけ、智拳の印を結ぶ。
宝冠は、宝相華唐草の文様を透かし彫りにした金銅製。
像は、背面から像の内部のすみずみまでくり抜いてあり、体全体が薄手にできている。
胸と腹の内側に梵字を一字だけ彫った金銅板が打ちつけてあり、これが一字金輪仏と言われるゆえんである。
台座は、四重を成し、三辺切付蓮華楕円形敷茄子、反花、角入框座共に近時の後補。
三代秀衡の念持仏として作られ、藤原末期の作と伝えられているが、制作は鎌倉時代か。
中尊寺の秘仏である。