読み仮名 | ねそりししおどり |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 無形民俗文化財 |
指定年月日 | 1996年 9月 3日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 一戸町根反字野崎 |
所有者 | |
保持団体 | 根反鹿踊り保存会 |
管理団体 | |
ホームページ | 一戸町(一戸町の文化財めぐり) |
概要
根反鹿踊は、口伝によって語り継がれている由来縁起によれば、近代以前に発祥して以来一戸町根反地区に受け継がれてきた。
やがて、太平洋戦争中に一時期途絶えそうになったものの、年配の方々の努力で中断を免れ、今日に至っている。
その後、昭和41年に保存会を結成、同43年には一戸町から無形民俗文化財の指定を受けた後、平成6年には一戸南小学校に郷土芸能クラブを結成し、平成7年には県主催の青少年伝統芸能発表会に出演するなど、保存会と学校が一体となった伝承活動が展開されてきた。
県内の「鹿踊」は、大別すると県中・北部地方の「幕踊系」と県南地方の「太鼓踊系」に二分される。
このうち前者は主として紫波・上閉伊郡以北に分布し、かぶっている幕の裾を持ってリズムをとりながら踊るものであり、代表格に「青笹しし踊」や「早池峰しし踊」が挙げられる。
しかし、広範囲に分布するのは鹿頭に紙ザイ(髪)をつけるやり方で、この系統の北縁にあたる二戸・九戸地方には素朴な鹿頭をいただく踊組が少なくない。
根反鹿踊は、その代表的な踊組である。
根反鹿踊は、演目的にも一連の舞が豊富で芸態も充実している。
しかも、現行で歌える「鹿踊の唄」が36種と極めて多い。
(第4 無形民俗文化財指定基準 2(3))