読み仮名 もくぞうやくしにょらいざぞう
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 1929年 4月 6日
指定詳細
数量 1体
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 金色院
保持団体
管理団体 中尊寺
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概要

像高266.0cm。
木造、寄木造、漆箔仕上げ。
髪際一文字、白毫、彫眼である。
衲衣を左肩からかけ、わずかに右肩をおおう。
左手は膝上で薬壷をいだく形相をなし、右手は、外掌、足は左足外の結跏趺坐である。
光背は頭光八葉蓮華付、身光は二重覆輪取、下部に宝相華文様を彫出した光脚がある。
この光背は、当初のものが完全に残されているもので貴重である。
台座は失われて、今はない。
本像は、もと閼伽堂内にあったもので、堂々たる丈六仏であり、中尊寺往時の盛観がしのばれる。
平安後期の作とみられる。