更新日:2025年08月15日

読み仮名 もくぞうとばつびしゃもんてんりゅうぞう
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 昭和34年12月18日
数量 1体
所在地 奥州市江刺藤里字智福
所有者 愛宕神社
管理団体

概要

像高175cm。
木造、トチ材一木造り、荒彫りで素地を表す。
天冠台上正面に冠飾を施す。
左手は屈臂し、宝塔をかかげる。
右手は屈臂し、鉾をとり、腰を左にひねり、両足をやや拓いて立つ。
地天は、木造、荒彫りで素地を表す。
髪を左右に振り分け、正面、両手掌を仰いで、毘沙門天の両足を支える。
丸刀仕上げ(鉈彫り)貞観風の彫刻様式で、直立した姿は体内に力がこもり、荘厳さと古さを感じさせる。
丸刀を横に使った装飾的な彫り方は、類例の少ない作風として貴重である。

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