更新日:2025年08月15日

読み仮名 えんねん(こじつしきさんばん)しょようめん いち、おきな いち、わかじょ いち、ろうじょ
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 昭和34年6月21日 (令和2年9月30日 追加指定)
数量 翁 2面  若女 1面  老女 1面
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 中尊寺
管理団体

概要

奉施入白山権現御宝□、正応4年3月□日の銘がある。
中尊寺伝来の古楽面の一つで、銘文でわかるように、正応4年(1291)の作である。
年記のある能面中、現存する最古のものである。
桂材を用い、裏の粗豪なくり方や彫り口には、いかにも古面らしい、荒々しい力強さがあり、まなじりをあげて笑う面相には、みずみずしい生気があり、初期能面の一典型を示す作例として、極めて貴重である。
この面は、後に、女面に転用されたものと思われ、構成の「若女」の銘が刻まれている。

令和2年9月30日に翁2面及び老女1面が追加指定される。