更新日:2025年08月15日

読み仮名 | どうぞうかんのんぼさつりゅうぞう |
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指定種別 | 国指定・重要文化財 |
種別 | 彫刻 |
指定年月日 | 平成21年7月10日 |
数量 | 1躯 |
所在地 | 盛岡市上田松屋敷(岩手県立博物館) |
所有者 | 宗教法人源勝寺 |
管理団体 |
概要
像高27.5cm。
源勝寺伝世の仏像で昭和19年(1944)7月6日付けで(旧)重要美術品として認定され、昭和53年には岩手県指定有形文化財となった。
銅造で鍍金を施し、左手指先、両足首に焼痕がある。
また、左裾斜に切り落とし、右裾も斜に切り落とし焼痕がある。
微笑した面相、瓔珞から胸下の装飾、垂帯まで、均整がとれ、対比美にすぐれ、奈良時代前期の特徴を感じさせる。
着衣形式や装身具の意匠など、法隆寺金堂壁画の菩薩像と共通する。中国の初唐から中唐にかけての仏像様式が、わが国で受容、吸収されていく様相を示す作例として貴重である。
東北地方に所在する古代金銅仏の代表的作例の一つである。