読み仮名 つばきちょうもくさいしつおい
指定種別 国指定・重要文化財
種別 工芸品
指定年月日 1979年 6月 6日
指定詳細
数量 1背
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 地蔵院
保持団体
管理団体 中尊寺
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概要

総高:85.0cm。
幅:(上部)60.0cm。
  (下部)69.0cm。
奥行:(上部)38.0cm。
     (下部)43.0cm。
三脚付の箱型笈で、横棧で4段に区切り、上の3段には両開き扉をつけ、最上段を羽目とする。
正面の全体に八重椿の大樹を現し、左手には岩に松樹、池に蓑亀、右下には土坡上に竹林と双鶴を配する。
方立には、斜格子条の糸巻き文地に木瓜文羽目には岩に薔薇をあらわすが、これらの文様はすべて彫下げ、線彫りで、黒漆を施し、要所に紅柄や赤、緑青などの色漆を多彩に塗り、金箔を押している。
二側面と背面並びに上面には透漆を塗る。
木彫りに塗りをする鎌倉彫の手法の一種になるもので、室町時代の華麗な作である。