更新日:2019年01月29日
読み仮名 | こんじきどうしゅみだんないのうちかんおよびふくそうひん |
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指定種別 | 国指定・重要文化財 |
種別 | 考古資料 |
指定年月日 | 1955年 6月 22日 |
指定詳細 | 昭和30年6月22日追加(昭和40年9月8日) |
数量 | |
所在地 | 平泉町平泉字衣関 |
所有者 | 金色堂 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
藤原清衡・基衡・秀衡の三代の棺とその副葬品で、昭和25年、朝日新聞社文化事業団編成の学術調査団によって調査されたものである。
棺は、いずれも寝棺で、清衡棺は、木口や接ぎ目に布を着せ、全面に拭き漆をし、金箔を押してある。
底板には背と腰に当たる位置に、長方形の穴がある。
基衡棺は、どろ地に金箔を押しているが、ほとんど剥落している。
板は、清衡棺よりも分厚く、底板は、腰の位置に円い孔を切っている。
秀衡棺は、破損がひどく、修理復元された。
中央壇と西北壇の棺からは、数多くの副葬品が発見された。
服装は白綾袷袴、白絹袷袴、白絹の3点で、いずれも朽損・汚損の甚だしい残失であるが、平安期の服装品として貴重である。
このほか、七宝つなぎ地にか文を織り出した白綾袷衾・絹錦が中に包まれ、入念に作られた紫平絹括枕、銀鍍金の金具のついた琥珀親玉の念珠、赤木柄短刀等があり、いずれも平泉文化を解明する上で貴重な資料である。