更新日:2022年07月05日

読み仮名 | おおふなとのまるた |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 重要有形民俗文化財 |
指定年月日 | 1959年 4月 18日 |
指定詳細 | |
数量 | 1隻 |
所在地 | 大船渡市 |
所有者 | 大船渡市 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ |
概要
形状くりぬき一木造り。
長さ6m。
巾(最大)79cm。
材質キンヒバ材。
古来から大船渡湾内の漁撈(アワビ・ワカメ・ノリなどの採取)に用いられたまるきぶねの代表的なものである。
この地方では、大正期までは「まるた」または「だんべ」と呼ばれ、アワビ・ワカメ・ノリなどの採取用として用いられ、大正末期までは、使用する舟の約3分の2までが「まるた」であったといわれる。
構造上、波風に流されることが少なく、安定性が大きいので、作業に便利であった。
この「まるた」は、指定当時、推定70〜80年を経過しているもので、使用に耐える唯一のものであった。
その製作技法、用法等は極めて典型的で貴重である。
指定時は、赤崎町志田兼右ェ門氏の所有であったが、その後、大船渡市に寄贈され、現在は大船渡市立博物館に保存されている。