読み仮名 | ちゅうそんじこんじきどうどうないぐ |
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指定種別 | 国宝 |
種別 | 工芸品 |
指定年月日 | 1958年 2月 8日 |
指定詳細 | |
数量 | |
所在地 | 平泉町平泉字衣関 |
所有者 | 金色院 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
木造礼盤 1面
螺鈿平塵案 2基
磬架 1基
附孔雀文馨 1面
金銅幡頭 3枚
金銅華鬘 6枚
【木造天蓋】
1面は直径81.8cm、円光径59cm、1面は円光径52cm、1面は円光径13cm。
いずれも木製漆塗、金箔押し、八花形の透かし彫りを周らしている。
【木造礼盤】
高さ15.8cm、方66.2cmの礼盤で中尊寺経蔵堂内具と同形式である。
【螺鈿平塵案】
高さそれぞれ42.7、42.6cm。
甲板縦それぞれ25.1、25.4cm。
甲板横は共に52.1cm。
形状は経蔵堂内具に似ているが、経蔵のものより小型で一つは格狭間に金銅宝相華唐草文鋤彫の透かし金具をはめ込んでいる。
【磬架】
高さ59.0cm、幅56.0cm。
形式は経蔵堂内具と同形式である。
【孔雀文馨】
肩巾15.1、裾張16.9cm。
鋳銅上縁3弧、下縁2弧からなり山形は低い。
中央に4花形中房をもつ八葉重弁の撞座をすえ、左右に片足を曲げて相対する孔雀文を鋳出している。
【金銅幡頭】
高さそれぞれ90.9、11.6、9.3cm。
菱形巾それぞれ29.0、22.4、22.4cm。
金銅造り、宝相唐草文の透かし彫りである。
【金銅華鬘】
縦それぞれ29.3、29.0、28.7cm。
横それぞれ32.7、57.5、33.3cm。
3種計6枚でうち1種は金銅製団扇形鋤彫を加えた宝相華唐草文透かし彫りの地に打ち出しによる總角と鏡地板の光背を付した迦陵頻伽文を表裏両面より鋲留めにし、釣金具は魚々子宝相華唐草文鋤彫猪目透四葉座に四花形座を重ね、長円環付切子鐶台を打ってある。
他の1種2枚は、前面板金を透かし、毛彫りを施し、總角だけを打ち出して鋲留めにする。
鐶座には前記と同文の毛彫を施してある。
他の1種2枚は、前者と同巧であるが、図様手法ともに拙い。