更新日:2025年08月15日
                            

| 読み仮名 | なんぶとうじのしゅぞうようぐ | 
|---|---|
| 指定種別 | 国指定 | 
| 種別 | 重要有形民俗文化財 | 
| 指定年月日 | 昭和57年4月21日 | 
| 数量 | 1,788点 | 
| 所在地 | 花巻市石鳥谷町中寺林 石鳥谷歴史民俗資料館 | 
| 所有者 | 花巻市 | 
| 管理団体 | 
概要
花巻市石鳥谷町周辺は南部流杜氏の発祥の地といわれる。
 ここの杜氏は古くから東北地方を中心に四国地方まで史跡を残し、越後・丹波のそれと並んで全国的に著名である。
 南部杜氏の酒造用具は、かつての酒造過程で使用された種々の関係用具等を巨細に取りまとめたものである。
 酒造の各過程である米研ぎ・蒸し・麹つくり・仕込み等の関連諸用具をはじめ、酒造関係の出荷用具・信仰儀礼用具・仕事着等が展示されている。
 中でも漬米・蒸し米等の持ち運びに使われたカスリと呼ばれる樽、モトの育成を促すのに使った暖気樽・酒樽に差し込む様々な呑口等には特色がみられ、酒造過程の実際から考案されたものが少なくない。
 南部杜氏の酒造の実態と変遷を示すものとして重要である。