更新日:2019年01月29日
読み仮名 | こんしきんじいっさいきょう |
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指定種別 | 国宝 |
種別 | 書跡 |
指定年月日 | 1952年 3月 29日 |
指定詳細 | |
数量 | 2,739巻 |
所在地 | 平泉町平泉字衣関 |
所有者 | 大長寿院 |
保持団体 | |
管理団体 | |
ホームページ | 平泉の文化遺産 |
概要
附 漆塗箱
紺紙に金泥で書かれた経文で、紺紙金銀泥行交換一切経及び宋版一切経と合わせ、中尊寺経といわれているもののうち宋版一切経を除いたものである。
経の作り方は、軸、用紙、文字、量ともに他に例がなく、又、巻等の見返しに釈迦説法図や経意にちなんだ絵のほか、楼閣、山水、動植物、人物など自由な変化に富んだ密画が描かれており、わが国写経史上類を見ないものであるとともに、絵画史上においても貴重な資料である。
現在、中尊寺に残っているものは、2,739巻(内15巻金銀交書経)だけで、その全部と経箱275合が国宝に指定されている。
また、巻末には、奥書のあるものもあり、藤原氏関係の資料の乏しい中で、このお経は重要な資料を提供している。