更新日:2025年08月14日
                            

| 読み仮名 | もうつうじけいだいつけたりちんじゅしゃあと | 
|---|---|
| 指定種別 | 国指定 | 
| 種別 | 特別史跡 | 
| 指定年月日 | 大正11年10月12日(昭和27年11月22日特別史跡) 平成17年7月14日(追加・名称変更) | 
| 数量 | |
| 所在地 | 平泉町平泉字大沢 | 
| 所有者 | 平泉町 外 | 
| 管理団体 | 
概要
毛越寺は寺伝によれば、嘉祥3年(850)慈覚大師の開基であるという。
 その後、平泉藤原氏の2代基衡、3代秀衡にわたって充実された。
 その建造物は、金堂円隆寺のほか常行堂・二階惣門・鐘楼・経蔵をはじめ吉祥堂・千手堂・嘉祥寺・観自在王院など堂塔409宇、禅房500余宇あったといわれるが、そのすべては失われた。
 現在、礎石及び庭石等が残っていて往時の伽藍配置をしのばせる。
 南大門は礎石が残っており、桁行3間、梁間2間で、桁行の中の間は約14.12尺、脇の間は約12.12尺である。
 南東側脇の間には、金剛力士の台座の基礎である偏平な割石敷が発見された。
 大泉池には中島を中心にして南方と北方に橋があった。
 橋の北には寝殿造りの金堂円隆寺があり、その西には嘉祥寺の礎石がある。
 指定地の中に、観自在王院跡がある。
 この寺は2代基衡の妻が建立したものである。
 園池は毛越寺庭園と同じく典型的な浄土庭園で、発掘調査を行い平安時代の庭園に復元してある。