かつては大みそかの夜にお参りする「除夜詣(じょやもうで)」と、元旦にお参りする「元日詣(がんじつもうで)」がありました。現在のように大みそかの深夜から神社や寺に出かけ、除夜の鐘を聞きながら新年を迎える風習は、除夜詣と元日詣を一度にすますことのできる便利な方法です。

初詣に限らず、神社の参拝は「二拝二拍手一拝」が一般的です。まず小揖(しょうゆう=軽く頭を下げる)し、少し進んで深揖(しんゆう=深く頭を下げる)します。二拝(二回、最敬礼)、二拍手(二回、拍手を打つ)、一拝(一回、最敬礼)し、深揖ののちに少しく退がり小揖します。

例年、初詣客が多く訪れているのは以下の神社仏閣です。

【全国】

  • 明治神宮(東京都)
  • 成田山新勝寺(千葉県)
  • 川崎大師(神奈川県)
  • 伏見稲荷大社(京都府)
  • 熱田神宮(愛知県)など

【岩手県】

  • 盛岡八幡宮(盛岡市)
  • 中尊寺(平泉町)
  • 志和稲荷神社(紫波町)
  • 駒形神社(奥州市)
  • 毛越寺(平泉町)など