街道はほぼ国道396号と重なっていますが、拡幅や高低をなくすために道路が数メートル掘り下げられているところもあります。高札場(こうさつば)のあった佐比内から1キロほどで大迫町(現 花巻市)に入ります。大迫の町中へ入る分岐点手前に、穀改反対などを求めて処刑された百姓一揆の指導者を讃えた天保義民の碑(天保8・1837年建立)が立っています。大迫は「小場なれとも家並打そろい・・・よき町並也」(『三閉伊路程記』)といわれた宿場です。