大槌川を渡ると道は二つに分かれます。辺津ヶ沢(へづがさわ)~鯨峠~織笠川支流沿い~霊堂一里塚~織笠コースと安渡(あんど)~吉里吉里(きりきり)~浪板(なみいた)~四十八坂~船越~織笠コースです。『三閉伊日記』には四十八坂道が本道と記されています。二つの道が合流する地点に絵入りの道標があります。文字を読めない人でも絵を見れば行き先がわかるように、右に木槌、左に舟をこぐ人、その絵の下に「右ハ大槌」「左ハ船越」と文字も刻まれています。