標高601メートルの白木(しらき)峠は盛岡・秋田の藩境にあります。秋田藩に残された文書には湯田・沢内村(現 西和賀町)と秋田の山内村(現 横手市)との密接な交流の跡がうかがえます。秋田からは木綿・塩・身欠鯡(みがきにしん)・塩漬けや干物にされた海産物が、盛岡藩からは鉄や馬などの特産品が送られていました。