文化財情報  詳細
金色堂堂内諸像及び天蓋
こんじきどうどうないしょぞうおよびてんがい
指定種別 国宝
種別 彫刻
指定年月日 2004年 6月 8日
指定詳細 木造阿弥陀如来及び両脇侍像外 昭和31年6月28日重文指定、木造天蓋 昭和33年2月8日工芸国宝指定
数量
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 金色院
保持団体
管理団体
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概要
【中壇】
木造阿弥陀如来(もくぞうあみだにょらい)及び両脇侍像(りょうきょうじぞう)[3軀]、木造地蔵菩薩立像(もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)[6軀]、木造二天王立像(もくぞうにてんのうりゅうぞう)[2軀]、木造天蓋(もくぞうてんがい)[1面]。
【左壇】
木造阿弥陀如来及び両脇侍像[3軀]、木造地蔵菩薩立像[6軀]、木造二天王立像[2軀]、木造天蓋[1面]。
【右壇】
木造観音勢至菩薩立像(もくぞうかんのんせいしぼさつりゅうぞう)[2軀]、木造地蔵菩薩立像[6軀]、木造二天王立像[2軀]、木造天蓋[1面]。
【附(つけたり)】
木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)[右壇安置、1軀]、木造光背台座等残片(もくぞうこうはいだいざとうざんへん)[一括]。
像高78〜50cm(32体のうち清衡壇(中央)の二天が最大、基衡壇(左壇)の本尊が最小)。
木造、寄木造、阿弥陀三尊はヒノキ。
地蔵と二天は桂材で、漆下地に金箔押仕上げである。
金色堂の壇上(中央清衡壇、左壇基衡壇、右壇秀衡壇)に安置されている諸仏32体である。
各阿弥陀三尊を中心に、その両脇に6地蔵、前方に持国天・増長天の二天を配す。
中央の清衡壇は、金色堂の創建時に作られたもので、基衡壇と秀衡壇は、これを範として造営されたものとみられる。
中央の様式で、堂内の荘厳な美しさに調和し、典雅で荘厳な美しさを持つ。
天治、保元、文治と、平安中期から鎌倉初期にかけての作品で、その間の様式の変遷を一堂でみることができ、美術史上価値が高い。
阿弥陀三尊の形式に6地蔵を組み合わせたのは、全国にも例をみない。
ただし、各壇の間で、若干像の移動があるといわれる。
天治元年(1124年)に藤原清衡(ふじわらきよひら)が中尊寺内に建てた金色堂には、清衡自身の遺骸を納める須弥壇(しゅみだん)上に11軀の仏像が安置され、ついで基衡(もとひら)、秀衡(きよひら)の各遺骸を納めた2基の須弥壇も増設され同じ構成の仏像が置かれた。
流出した一部の像を除き大部分の像は当初のまま残っており、貴重な文化遺産となっている。
近年の調査により、諸像の技法、構造が一層よく把握され、本来の壇に関する復元的研究も進んだ近況を踏まえて、昭和31年6月28日に重要文化財に指定されていた諸像と工芸国宝であった天蓋を分割所属替えした上、統合して国宝へ格上げされた。