読み仮名 もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
指定種別 国指定・重要文化財
種別 彫刻
指定年月日 1915年 3月 26日
指定詳細
数量 1体
所在地 二戸市浄法寺町御山字御山久保
所有者 天台寺
保持団体
管理団体
ホームページ 二戸市(八葉山天台寺)

概要

像高171.8cm。
木造、桂材、一木造、素地を表す。
十一面は彫出しで、天冠台彫出し、髪際は中央で少し上にとがる。
頭上の小面は、後、左、右に3個ずつ並ぶ。
左手、右手共に手先を欠く。
条帛をかけ、天衣は膝前で交差する。
裳をつけ、直立し、右足先は欠損している。
台座、光背共にない。
丸刀を使用しているが、聖観音立造のような横縞はなく、簡素な仕上げである。
これは、幅広い平ノミに近い丸刀で表面を平滑に仕上げているためである。
天台寺には、このほか、地方作特有の丸刀による仏像(いわゆる鉈彫り)が全部で7体ある。