読み仮名 またぎのしゅりょうようぐ
指定種別 国指定
種別 重要有形民俗文化財
指定年月日 1978年 8月 5日
指定詳細
数量 486点
所在地 西和賀町沢内字太田
所有者 碧祥寺
保持団体
管理団体
ホームページ いわての文化情報大事典(碧祥寺博物館)

概要

東北地方には、中央に奥羽山脈、その東に北上山地、西に出羽山地などが南北に長く連なっており、古くからそこにマタギ、ヤマダチ、鉄砲打ちなどと呼ばれる狩人が住み着いて、冬から春先にかけて狩猟に従う生活が営まれてきた。
ここに収集された「マタギの狩猟用具」は、奥羽山脈沿いのマタギ集落を中心にとりまとめられたもので、狩猟用具122点、服物・携行用具257点、狩小屋関係15点、処理加工用具29点、交易関係用具7点、信仰用具56点、計486点と広範囲にわたり、巨細にまとめられている。
特に熊狩りや野兎狩りの用具の収集は、質量ともに優れ、地域的生業の特色を示すものとして貴重なばかりでなく、東北地方の狩猟習俗を知る上で、極めて重要である。

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