読み仮名 ちゅうそんじきょうぞうどうないぐ
指定種別 国宝
種別 工芸品
指定年月日 1951年 6月 9日
指定詳細
数量
所在地 平泉町平泉字衣関
所有者 大長寿院
保持団体
管理団体 中尊寺
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概要

木造礼盤1基、螺鈿平塵案1基、磬架1基、附孔雀文馨1面、螺鈿平塵燈台1基、木造礼盤高さ15.4cm、方65.4cm。
木製黒漆塗箱形の礼盤である。
上下框を金沃懸地とし、四隅と中央に両花先魚々子地宝相華文鋤彫の金具を打つ。
金具の間には螺鈿をはめ、各面には二個ずつ格狭間を設け、内に孔雀文打ち出し金具を鏡池にはってある。
螺鈿平塵案高さ77.56cm、甲板縦34.8cm、横66.3cm。
木製漆塗で甲板は入隅の長方形、側面は前後2個、左右各1個の格狭間を透かし、甲板、中框、四隅には魚々子地宝相華唐草文毛彫の金具を打つ。
脚は断面五角形のさぎ脚で、付根には葉状の鰭を飾り、側面脚の全面は平塵の地に宝相華唐草文の螺鈿を施してある。
磬架総高57.8cm、横55.1cm。
木製刳形の脚上の左右に柱を立て、両端蕨手の山形梁木を乗せる。
平塵地螺鈿であったが、剥落し彫痕のみ残っている。
孔雀文馨肩幅13.4cm、裾張15.4cm。
鋳銅、上下の縁は共に3弧からなり山形が高い。
左右の縁は強く外方に広がり、断面は菱形を成し、鎬が高く縁が厚い。
量感に富み、重厚にして優れた鋳上りである。
螺鈿平塵燈台総高80.9cm、底径24.8cm。
総体平塵地に螺鈿で宝相華を散らし、竿と請の接着部には金銅魚々子地宝相華唐草文鋤彫毛彫猪目透し金具を、巻き台の方には同文の四葉座金具を打つ。