いわての方言
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民話・昔話
鬼の手形  盛岡市
再生
【あらすじ】
 むかし、今の盛岡がたいそうさびしい所だったころ、北山近くに岩手山が噴火した時に飛んできたと言われる「三ツ石」という石がありました。
 ある時、このあたりに羅刹鬼(らせつき)という鬼が出てきて、村人をさらったり、いろんな悪さをしました。鬼の乱暴に我慢できなくなった村人は三ツ石の神さまに鬼退治をお願いしました。神さまも鬼の乱暴を見ていたので、早速、神通力で羅刹鬼を捕らえました。

 神さまはこの鬼を三ツ石の中に閉じこめてしまおうとしましたが、鬼は泣いて謝って、もう、決して乱暴はしませんといいました。そこで、神さまはかわいそうにと思い、もう二度とこの地方には入って来ないと約束させて、三ツ石の上にべったりと鬼の手形を押させました。そして、鬼をこの地方から追い出してしました。

 今でも雨があがった後などには、この三ツ石の上に、大きな手形見えるそうです。
 このことから、この地方を「岩手」と呼ぶようになりました。

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