認定年度

平成10年

認定の種類

特産加工品

主な地域

北上市

料理の紹介

 仕込み後、5月〜7月までに3回の切り返しを行い熟成を促した1年味噌です。

材料

(5〜6人家族一年分+交際分)自家産大豆…13kg(製品50kg)、米…11kg(麹用)、麹菌…15g、塩(天然塩(煮大豆+麹)×0.16(製品塩分13%)

作り方

1.米は白水がなくなるまで洗って、蒸し、人肌までさまして、麹菌を擦り込んで麹発酵器に入れ麹をつくる。(2昼夜かかる)

2.麹が出来上がったら良くもみほぐしておく。(計量しておく。)

3.大豆を水洗いし浸漬する。20時間水は2〜3回交換する。

4.大豆を柔らかに煮る。(親指と小指で潰れる程度)

5.4を味噌つぶし器でつぶす。(この状態で計量をしておく。)

6.2と5の目方に0.16を掛け塩の量をきめる。

7.麹と塩を合わせる。(塩切麹) この時タルの上下にふる分の塩を残す。

8.つぶした大豆と塩切麹を合わせる。

9.仕込み用のタルは前もって熱湯で消毒しておいて7で残した1/2の塩をタルの底にふってから空気が入らないように、ストン、ストンと8を投げ入れる。

10.入れ終わったら上を平らにし、残して置いた1/2の塩をふり、サラシ布、押し蓋、重石(4kg)をして保管する。(熟成期間は20〜25℃の気温で)

11.切り返しを5月下旬〜7月上旬に行う。(天地返し)

12.土用中は手をかけない。

13.切り返しが終わったらクマ笹をとってきて味噌に直下置き(毛のある方を下に)さらし布、押し蓋、重石をして置く。

14.たまりが上がったら重石を半減する。

15.11月から食べられる。

16.熟成後は冷暗所に保管する。

料理のポイント

1.収穫直後の大豆を使用。

2.塩は天塩を使い、量は煮大豆と麹の量によってきめる。

3.5月下旬〜7月上旬までに切返しを3回以上行う(発酵を促す)。

4.かび防止にクマ笹を使う。

高橋京子さんの「手づくり味噌」

連絡先 北上市飯豊町19-2-1

電話 0197-68-3769

説明 岩手県内どこへでも出前実演。実演時期11月〜6月。