七草粥には大きく分けて、下記の二つの系統があります。

  1. 春の七草であるセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)を炊き込んだ薄塩味の粥(かゆ)で、正月7日に七草粥を食べると病気にならないという言い伝えがあり、各地で食されます。
  2. 元々は米・粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)・小豆(あずき)など7種のものを入れて炊いた粥で、後には小豆粥となったもの。遠野地方では大根、ゴボウ、ニンジン、豆腐、コンニャク、セリ芋を小豆粥に入れて、二戸地方ではセリやコンブを粥に入れて食べます。小正月に(15日)に食べる地域もあるようです。