いわての正月・小正月
いわての生活文化


正月とは?
正月のことを、1月15日前後の「小正月(こしょうがつ)」に対して、「大正月(おおしょうがつ)」と言う場合もあります。

なぜ、めでたい?
かつて、日本では、一年は穀物の種をまく「春」と、収穫する「秋」の二つの季節からなると考えられていました。このことから、春の初めが一年の初めとされたのです。これは、現在の「立春」の時期にあたります。大晦日に人々は春の訪れがもたらす生命の誕生を喜びました。つまり正月は、すべての生物が生まれる「春」だったのです。これを祝ったのが「正月がめでたい」ことの始まりと言われています。なお、「めでたい」という言葉は「芽出度い(めでたい)」から来ているとも言われています。

年(歳)神さまって何?
正月には「年神(としがみ)」という神様がやって来ると言われています。年神は「年徳神(としとくじん)」「歳徳神」「正月様」とも呼ばれます。年神さまは、子孫の繁栄を見守ってくれる神であり、祖先の神様でもあると考えられていました。
年神さまを迎えるにあたり、人々は家をきれいにしなければなりません。これが「すすはらい」「大掃除」の起源です。また、年神さまが他の世界からやって来るときの目標となり、乗り移るための「依代(よりしろ)」となるものが「門松(かどまつ)」です。さらに、その場所がお祭りの場所であることを表すものが「注連縄(しめなわ)」です。
  
門松(かどまつ) 注連縄(しめなわ)

鏡餅(お供え餅)はなぜ円い?
年神さまに供える鏡餅(かがみもち)は、鏡をかたどったものです。昔、鏡は円盤状で、その表面に物事や風景、顔などが映る神秘的なものと考えられていました。そこで、昔の人は鏡を神聖視してご神体としたのです。また、日本人は古くから、人間の霊魂と穀物の霊魂を同じものだと考えていました。そこで、穀物の霊魂を形にした円餅を食べることによって、人間の霊魂が強くなるようにと願ったのです。そのため、祭りの日には必ず円餅をついて食べていました。
鏡餅(かがみもち)

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