分類 | 神楽 |
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名称 | 黒森神楽(くろもりかぐら) |
指定年月日 | 昭和62年3月6日 |
保持団体 | 黒森神楽保存会 |
所在地 | 宮古市山口 |
ホームページ | 黒森神楽 |
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概要
黒森神楽は、もとは宮古市山口にある黒森神社の別当が主宰し、黒森山を行場とする修験山伏の集団によって伝承されてきたが、現在は宮古市内、岩泉町小本などの有志によって受け継がれている。黒森神社の権現さま(獅子頭)を奉じて廻村する慣行があり、その廻村は宝暦8(1758)年の「宮古黒森山獅子舞廻り方三閉伊所附帳」によって延宝年間(1673〜81)以前から、野田通・宮古通・大槌通の村々を廻っていたことがわかる。また、現在22頭ある獅子頭で最古の記年銘は文明17(1485)年であることから、黒森神楽の発祥は室町時代中ごろと考えられる。この神楽は、修験のカスミ(旦那場)廻りの伝統を神楽巡業によって現代に受け継ぐ数少ない神楽集団であり、舞込み・舞立ち・墓獅子・柱かがり・火伏せ祈祷・身がためなど、きわめて重要な儀礼慣行をもち、また、演目も豊富であることから、芸能史上貴重である。現在は正月明けに黒森神社を舞立ち、北廻り(宮古市〜普代村)と南廻り(宮古市〜大槌町)を1年交代で、1〜2ヶ月間巡業する。
主な公演場所
黒森神社例祭(7月)、冬季間のカスミ巡行(1月〜)