更新日:2025年06月30日
読み仮名 | みなみひづめだいかぐら |
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別名 | |
指定種別 | 県指定無形民俗文化財 |
指定年月日 | 令和4年4月8日 |
所在地 | 紫波郡紫波町南日詰京田地域 |
保持団体 |
南日詰大神楽保存会
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概要
南日詰大神楽は七軒丁の流れを汲む六角大神楽(花巻市石鳥谷新堀)の直弟子で、紫波郡紫波町南日詰の京田を中心とした周辺地域の住民により担われてきた大神楽である。七軒丁とは、盛岡藩の庇護を受けた芸能集団である。
来歴は、六角大神楽を師として、明治20年代に南日詰京田の高橋孫十郎らが舞を伝授され、南日詰大神楽が成立した。明治25年銘の神楽幕や当時のものと伝えられる獅子頭が保存されており、明治41年及び43年銘『諸藝綴』からは、当時の演目が確認できる。また、明治27年に記された『大神楽読本』(写本が現存)や大正 9(1920)年銘「人名簿」により、その来歴と伝授の経過を知ることができる。 戦中、 担い手の減少により中断を余儀なくされた時期があったが、戦後まもなく活動を再開した。また、昭和40年代半ばに一時的に活動が弱まった時期 があったが、昭和48(1973)年に活動を再開して以降、現在に至る。
現在は、保存会員が「獅子舞」「囃子舞」「万歳」等11演目を保持しつつ、神社例大祭での奉納や歳祝い、イベントでの上演など年間6回程の活動をしている。