更新日:2025年08月07日

読み仮名 かみしゅくわがかぐら
別名
指定種別 県指定・無形民俗文化財
指定年月日 昭和49年2月15日
保持団体 上宿和賀神楽連中
所在地 北上市二子町宿
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概要

 北上市二子町上宿地区に伝承される。宿地区には近世期の獅子頭が伝わっており、江戸後期頃に二子八幡神社別当妙泉院は権現様を用いた祈祷を行っていたとされる。現在の上宿和賀神楽は、萬法院(花巻市南笹間)から村崎野に伝わり、明治末期に村崎野から二子に伝承された流れという。現行神楽の祖となる小原和七が、明治31年(1898)に村崎野から習い、大正11年(1922)、火防祭に権現様で門付けを行ったのが神楽連中の始まりという。下宿の神楽との合同公演も行っていた。現在も神楽幕を張って神楽を演じることができる神楽組として貴重である。大乗神楽演目33番のうち神楽舞十数演目と、秋葉三尺坊大権現を拠所とする権現舞を継承している。例年、神社例祭奉納、火防祭には権現様で門打ち祈祷して回る。

主な公演場所

白鳥神社例祭(4月、10月)、八幡神社例祭(9月15日)、宿地区火防祭(3月)、二子地区民俗芸能発表会(12月)、大乗神楽大会(6月)、新春大乗神楽公演(1~2月)、北上・みちのく芸能まつり(8月)