県指定・無形民俗文化財
分類 神楽
名称 石鳩岡神楽(いしはとおかかぐら)
別名 早池峰岳流石鳩岡神楽
指定年月日 昭和56年3月31日
保持団体 石鳩岡神楽保存会
所在地 花巻市東和町土沢
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石鳩岡神楽

花巻市

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天照五穀(あまてらすごこく)・水神(すいじん)

概要

 石鳩岡神楽は早池峰岳(たけ)流山伏神楽に属し、石鳩岡の菊池伝右衛門が、文化2(1805)年、小国常磐守藤藤原常正から早池峰岳神楽の伝授を受け、後に同志を募り、舞道具類一切をそろえたので、天保5(1834)年9月1日、はじめて早池峰岳流石鳩岡神楽を名乗り、独立することを許された。演目には「鶏舞」「翁舞」「岩戸開舞」などがあり、鎮守東和町上小山田駒形神社の9月11日の例祭のほか、花巻市の早池峰神社例祭(8月1日)や、盛岡藩・南部家鎮守の桜山神社で行われ、師である岳神楽と同様、南部家より家紋の向鶴の使用を許されている。この神楽は、衣装などが風流化して華やいだものになっているが、舞振りは、簡素な中に気品がみられ、随所に古い神事の名残をとどめ、山伏神楽の流れを受け継いでおり貴重である。

主な公演場所

早池峰神社例祭(8月)、上小山田駒形神社例祭(9月)