検索結果:
- 南北朝時代の争乱 安倍氏系図 11世紀に入って奥六郡を中心に勢力を拡大した安倍氏の出自と政治権力の形成過程については、あまり明確ではありません。ただ、在庁官人(ざいちょうかんじん・在地で鎮守府を代表する立場)...
- 室町時代の秩序 高水寺城跡 斯波大崎系図 元中8(明徳2・1391)年、室町幕府は奥州を鎌倉府の管轄としました。鎌倉公方の足利満兼(みつかね)は応永6(1399)年に弟の満直(みつただ)を篠川...
- 南部氏と戦国時代 三戸城温故館 大永2(1522)年、伊達稙宗(たねむね)が陸奥国守護職(しゅごしき)に任じられました。このことは、奥州探題制が崩壊し、大崎氏を頂点とする秩序は過去のものになったことを表してい...
- 新都市・盛岡の誕生
- 四つの藩政 藩政時代の岩手県は、盛岡藩・八戸藩・仙台藩・一関藩の四藩の領域でした。 四藩領地盛岡藩と八戸藩 盛岡藩と八戸藩 盛岡藩は10万石(のちに20万石)の外様中藩(加増後は大藩)で、準国持大名南...
- 弘前藩との対立盛岡藩20万石への加増 万延年間(1860〜1861)の蝦夷地警護地 盛岡藩の家格は創設以来10万石の外様中藩でしたが、文化5(1808)年、高直(たかなお)し運動が実り、領域はそのままで20万石の外様大藩に格上げされました。...
- 相馬大作事件発生 文政4(1821)年、江戸から帰国途中の弘前藩九代藩主の津軽寧親(やすちか)の狙撃未遂事件が発生します。首謀者は盛岡藩の下斗米秀之進(しもとまいひでのしん)、偽名「相馬大作(そうまだいさく)」を...
- 藩政時代の経済活動 主要金山 江戸時代の都市の発展は、食用・魚肥・魚油など海産物の需要を増大させました。また、鎖国下の海外貿易では煎海鼠(いりこ)や干鮑(ほしあわび)、鱶鰭(ふかのひれ)などの長崎俵物(たわらも...
- 江戸時代の交通~街道と水運・海運 藩内街道と番所 江戸時代は、参勤交代と経済活動の進展によって他地域との交流が本格的にはじまった時代といえます。藩によって街道が整備され、また交通の要衝には番所が設けられ、人馬や貨物の交通・交...
- 繰り返される飢餓と一揆 一揆の像(田野畑村) 盛岡藩の財政は、元禄・宝暦・天明・天保の四大飢饉(ききん)など度重なる凶作、鉱山経営の金山から銅山への転換による収入減、大井川改修や日光山本坊改修など幕府からのたびたび要...
- 戊辰戦争から岩手県成立へ 19世紀に入ると諸藩の財政難は幕藩体制をあやしくさせ、ペリーの来航に始まる開国問題は、体制を決定的な危機に追い込み、討幕運動が起こります。討幕派の先手をうって慶応3(1867)年、十五代将軍の徳...
- 胆沢城(いさわじょう・奥州市) 場所 奥州市水沢佐倉河字渋田 現在の名称 胆沢城跡 地勢と遺構 北上川と胆沢川の合流地右岸の水沢段丘上、標高50メートル程度の平坦地で、水沢から金ヶ崎(かねがさき)に向かう県道270号西根佐倉河線沿いに...
- 志波城(しわじょう・盛岡市) 場所 盛岡市上鹿妻五兵衛新田48-1 現在の名称 志波城古代公園 地勢と遺構 雫石川右岸に形成された低位段丘面に立地し、かつては川が城の北辺そばを流れていたと思われる。外郭(がいかく)は土を固く積み上...
- 徳丹城(とくたんじょう・矢巾町) 場所 矢巾町西徳田 現在の名称 徳丹城跡 地勢と遺構 北上川西岸の低位段丘上に位置し、正方形の一辺は約350メートルと胆沢城(約670メートル)、志波城(短辺約840メートル)と比べ小規模である。外郭は太さ...
- 衣川館(ころもがわのたち・奥州市) 場所 奥州市衣川上衣川字石神 現在の名称 安倍館跡 地勢と遺構 衣川区中心部から県道37号花巻衣川線で南西に約2キロ、北股川(きたまたがわ)にかかる関袋橋(せきふくろばし)を渡り、北股川と南股川(みな...
- 鳥海柵(とのみのさく・金ヶ崎町) 場所 金ヶ崎町西根字鳥海 現在の名称 鳥海柵跡 地勢と遺構 胆沢川の北岸、遠く胆沢城を南に望む金ヶ崎段丘上に位置する。標高は60メートルほどの平坦地で、東西約300メートル、南北150メートルほどで、周辺...
- 白鳥館(しらとりのたち・奥州市) 場所 奥州市前沢区白鳥字白鳥舘 現在の名称 白鳥舘遺跡 地勢と遺構 北上川が曲がりくねり、削り残した残丘突端に位置する。南北に長く、北上川に突き出した北から本丸、二の丸、三の丸とあるが、本丸の2/3は...
- 三戸城(さんのへじょう・青森県三戸町) 場所 青森県三戸町 現在の名称 城山公園 地勢と遺構 標高120メートルほどの丘陵に築かれた山城である。東に馬淵(まぶち)川が、西に熊原川が流れ、合流地点の断崖・留ヶ崎(とめがさき)に位置している。城...
- 九戸城(くのへじょう・二戸市) 場所 二戸市福岡 現在の名称 九戸城跡 地勢と遺構 馬淵(まぶち)川の右岸に形成された河岸段丘に位置し、南北500メートル、東西750メートルの大きなL字形で、西辺を馬淵川、北辺を白鳥川、東辺を猫淵川に囲...
- 花巻城(はなまきじょう・花巻市) 場所 花巻市城内 現在の名称 鳥谷ヶ崎公園ほか 地勢と遺構 北上川に沿って形成された台地が当方に大きく突き出した地を利用した平山城である。現在は市街地が広がり、城内には市役所や病院など大規模な施設...